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ノルウェーチェス

今年のチェスの一大イベントといえば来年行われる世界チェス選手権2021(World Chess

Championship 2021)の世界王者と対戦をする挑戦者決定戦(Candidates Tournament

2020) がコロナ禍の中、3月16日から開催しましたが、3月26日に開催地であるロシアの航空交通が中断され、7ラウンドを消化した時点で延期となりました。 

  

 トップレベルの全ての大会が4月以降開催できずにいた状況の中、延期になって

いたノルウェーチェス大会が先日開催されました。

今年は世界王者である地元選手のマグヌス・カールセンを含む6名総当たり戦で争っています。(合計10ラウンド)

そんな中、印象的でしたのが5日目にチェスの歴代最高レーティング記録を持つ王者カールセンの引き分けを挟む、2年と70日間に渡る無敗記録(クラシカル125試合 )を破ったのが4日目に単独最下位にいたポーランドのヤン・クシシュトフ・ドゥダ選手でした。






今回も注目するパフォーマンスを見せたのがイラン出身のアリレザ・フィロージャ(Alireza Firouzja)選手で今回最年少の17歳で出場しましたが惜しくも1ポイント差で優勝を逃しました。この大会中の期間中のパフォーマンスレーティングが2880だったこともあり、次世代のプレイヤーの中で最も躍進している選手の一人です。

国別対抗の大会では以前はイランのプレイヤーとして出場していましたが、昨年の大会でイランのチェス協会がイスラエルの選手との対戦を禁じたため、「イランチェス協会の元で今後プレイすることは考えてなく、現在生活の拠点を置いているフランスの代表として今度は活動するだろう」とコメントを残しました。


(KEI)



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